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◆解説
2009年公開 監督ジャウム・コレット=セラ 出演ヴェラ・ファーミガ イザベル・ファーマン 他。原題「Orphan」は「孤児」という意味。邦題「エスター」は少女の名前。孤児院から少女を養子として引き取ってから、事故などよくない出来事が起こり始めます。ジャンルはホラーに区分されているようですが、そこまではいかないかなーと。彼女は悪魔でも得体の知れない何かでもなく人間なんですが、ただ彼女には秘密があります

◆主な登場人物
ケイト・・・妻

ジョン・・・夫

ダニエル・・・息子

マックス・・・娘。難聴

エスター・・・孤児

◆ストーリー <ネタバレあり>
ケイトは3人目の子供を身ごもるが死産となってしまう
その後も心の苦しみは残り、迷いながらも夫のすすめで孤児院を訪ねる

孤児院の2階の部屋から歌声が聞こえる
一人の少女が歌いながら絵を描いていた
「わたし、エスター」

エスターはロシア生まれで、数年前にアメリカに来て英語はすぐに憶えた
彼女を引き取った家族は火事で亡くなっていた
不幸な生い立ちだが、賢く、しっかり者で、行儀もいい
首と手首にはいつもリボンをつけている
孤児院のシスターは彼女はいい子だと太鼓判を押した

彼女を引き取ることに決めた

エスターはすぐに家族の中に打ち解けていった
特にマックスとは仲良くなった
一方ダニエルは両親がエスターばかりかまうようになってヤキモチを焼いていた

ダニエルがペイント銃で遊んでいたとき、ハトを狙い撃った
ハトは倒れ死にかけだった
エスターとマックスがやって来た
「楽にしてあげて」
エスターはそう言って、ダニエルに石を渡す
ダニエルは拒む
エスターは石を持っていた手を振り下ろしハトは潰れ死んだ

音楽家でもあったケイトはピアノに興味を持ったエスターにピアノを教える
いくつか間違えたがエスターは上手に弾けた

ケイトはエスターを生まれるはずだった3番目の子供の墓に案内した
墓の周りには白いバラがたくさん咲いていた
「ここに灰を撒いたの。この白いバラが咲き続ける限り、あの子も生き続けるのよ」
事の成り行きを知ったエスターは涙を流した

ケイトとジョンがキッチンで抱き合う
その様子をエスターに見られる

ケイトはエスターにキッチンでのことを話す
「大人の愛情表現のなかには、子供が見ちゃいけないものがあるの」
「ファックでしょ?」
ケイトは唖然とする

ケイトは夫に相談した
あの子はファックという言葉を知っていただけなく、それを理解していたと
ケイトはエスターに対して不安をおぼえる

孤児院のシスターから電話が入った
ケイトが出て話をする
うまくやってはいるがエスターのことが少し気になると伝えた

ピアノの音が聞こえる。完璧なチャイコフスキーだった
ケイトが行くとエスターが弾いていた
「あなた弾けないんじゃあ?」
「弾けない。とは言ってないわ。」
「弾けないフリをしていたの?」
「あなたが教えたがってたから。ピアノに興味のない息子に、聞く耳がない娘。だから相手をしてあげた」

ケイトはまた夫に相談するが相手にされなかった
話は夫の過去の浮気などに飛び、夫婦仲に亀裂が生じはじめた

孤児院のシスターが家に訪ねてきた
「私も気になり前の学校に聞いたら、エスターがいるところでは問題が起きるみたいなの。家族が火事で亡くなったことは前に話したと思いますけど、あれは放火で犯人はまだ捕まっていないとのことです。ロシアの施設に確認をとってみます」
ケイトは同調したが夫は聞き入れなかった

その様子をエスターは見ていた。マックスを連れ外へ出て先回りをする
橋の影に隠れる

話が終わりシスターは車に乗り孤児院へと戻る。橋に通りかかる

エスターがマックスを道へ突き飛ばす

シスターはハンドルを切り何とかかわす
すぐにマックスのところへ駆け寄り抱きしめる
後ろにエスターが忍び寄り、持ってきたハンマーを打ち下ろす
何度も何度も打ち下ろす
「私のこといいつけようとしたから殺した。あなたはいいつけないわよね?マックス」
手話でマックスを脅す
「あなたはかわいい妹よ。傷つけたりしないわ」

エスターは返り血を浴びた服を隠すため、ダニエルの隠れ家でもある山小屋に向かった
服を床の下に隠し家へと戻る
山小屋から出てきたエスターをダニエルは隠れてみていた

その夜
寝ているダニエルの首にカッターナイフがふれる
目を覚ますダニエル
「何を見たの?」エスターが聞く
「何も見てない。ホントだよ」ダニエルが答える
「もし嘘だったら、そのチンチンをチョン切るからね。使い方を知る前に。分かった?」
ダニエルは恐怖でお漏らしをする

孤児院のシスターが他殺体で発見された
警察がケイトらに事情を伺いに来た

ケイトは子供らにエスターについて聞くが、何も問題はないという返答だった

エスターがケイトにプレゼントと言って摘んだ白いバラを持ってきた
それは3番目の子の墓に咲いていた白いバラだった
ケイトはついカッとなりエスターの腕を掴んでしまう

その夜
エスターは自分の腕を万力ではさんで、わざと骨折する
”パパ”と泣きつき腕を見てもらう
すぐに病院に行く
ケイトは”ちょっと掴んだだけ”と夫に言うが、夫はケイトを突っぱねた

ダニエルはこのままじゃいけないとマックスのところへ行く
マックスから山小屋にいけないものを隠したを教えられた
ダニエルは山小屋へ向かう

<ここから完全ネタバレです>

ケイトはエスターの過去を知ろうと孤児院に電話するがなぜか記録が無いという返事だった
ふとエスターが大切に持っていた本のことを思い出す
部屋でその本を見つけ出し中を見ると”サールン・インスティチュート”という印字があった
ネットで調べると建物の画像が表示され、説明は英語じゃないので何と書かれているか分からなかった
とりあえず電話をする。英語の分かる人が出た
「そちらの孤児院でアメリカに引き取られた子はいませんか?」
「ここは孤児院じゃありません。精神病院です」

ダニエルが山小屋で探しものをしていると、エスターが入ってきた
「捜しているのはこれでしょ?」
血の付いたハンマーと返り血を浴びた服を床に置いた
可燃性オイルをばらまき火をつける
ダニエルは屋根に登るが落ちて気を失ってしまう

ケイトは山小屋が火事になっていることに気付き走って行く

エスターはとどめをさすため、石を持ってダニエルに近づくがマックスが邪魔をする
ケイトが来て未遂に終わる

ダニエルは命は取り留めたが集中治療室にいた
今は会話は無理だが、時間がたてば可能だと医者は言った

ケイトは夫にエスターがロシアの孤児院にいたという記録は全部ウソだったことを伝えた
だが夫はケイトの言うことは信じず、エスターのことを信じていた

エスターは”ジュースを買いに行く”と言い、ひとり離れていった
ダニエルのいる集中治療室に入る
パルスオキシメータ(脈拍数を測る装置)のプローブ(指を挟むもの)をダニエルの指から外し自分の指を挟む
枕でダニエルの顔を覆う
ダニエルは動かなくなる
プローブをダニエルの指に戻す。脈拍数は”0”となりピッーーと音が鳴る

すぐに医者たちが駆けつけてきた
心拍停止状態に一時なったが、すぐに脈は戻った

ケイトはエスターを見るなり力任せにぶった
錯乱状態のようになり周りの看護士に押さえつけられ鎮静剤を打たれ一晩入院することになった
夫は子供らを連れて家に戻って行った

ジョンがソファで座っているとエスターがやってきた
化粧をし大人が着るようなドレスを着ていた
「化粧までしてどうした?」
「パパ、愛してる」
「ああ、パパも愛してる」
エスターはジョンのほっぺにキスをする
「急にどうした?変だぞ」
「私のこと愛してる。て言ったじゃない」
「そうゆう意味じゃないよ」
「私を子供扱いしないで」
「何を言ってる?変だぞ。そんなことを言うなら家には置いておけないよ」
エスターは自分の部屋に戻って行った

ケイトの携帯に電話が入る
サールン・インスティチュートの医師からだった
「彼女(エスター)は今そこにいますか?」
「いえ、主人が家に連れて帰りました」
「すぐに家に電話してご家族を非難するようにして下さい。そして、すぐに警察を呼んでください」
「なぜ?」
「彼女は少女ではありません。下垂体性機能不全といって珍しいホルモン異常で、見た目は少女ですが現在は33歳です。ものすごく狂暴で首と手首に拘束衣のアザがつくぐらい狂暴です。私の知る限り7人の人間を殺してます。1年前に脱走し行方不明でした」
電話を切り、ケイトはすぐに家に向かった

電話が鳴る
ジョンが受話器を取った瞬間、電気が消え電話も切れた
後ろからナイフが刺さる
エスターはジョンに馬乗りになり、何度もナイフを刺す
ジョンは絶命する
次はマックスを殺しに行く

ケイトが自宅へ戻ってくる
電気は消え家は真っ暗だった。その中で床に横たわる夫の姿を見つける

マックスがエスターに襲われるところを、ケイトが助けエスターを倒す
マックスを抱きかかえ外へ出る
警察がやってきた
家の中を慎重に捜索するが、エスターの姿はなかった

ケイトとマックスにエスターが襲いかかってきた
ケイトとエスターは争い、最後はケイトの蹴りでエスターの首の骨が折れ、湖へと沈んでいった

~おしまい~