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◆解説
2019年公開 監督森淳一 出演吉岡里帆 高杉真宙 他。韓国映画「ブラインド」をリメイク。車の接触事故に遭遇した目撃者は目が見えなかった。もう一人の目撃者と食い違う証言。この車に乗っていたのは連続殺人犯で、目の見えない主人公は元警察官ということもあり自ら事件解決に乗り出していく

見えない目撃者予告動画



◆ストーリー <ネタバレあり>
警察学校を卒業し、一週間後に勤務が決まっていた浜中なつめ
弟を乗せて車を運転する
”ティアベル”
涙が落ちる音をイメージしたキーホルダー
弟が買ったそのキーホルダーがなつめの足下に落ちる。なつめが拾おうとして目を前から離し事故を起こしてしまう

3年後
あの事故で弟は亡くなった
なつめは事故が原因で目が見えなくなってしまい、警察をやめテープ起こしの仕事をしていた

なつめが歩いているとスケボーが通り過ぎた音が聞こえた
直後、車のブレーキ音
音を頼りに車に近づく。車の中から大きな音のラジオが聞こえる
更に車に近づき声をかける。車の中から女性が何かを言っているのが聞こえた
車は走り去って行った

なつめは警察を呼んだ
「”助けてください”と言ってました」
「他には?」
「レイサ。名前だと思います。あと目撃者はもう一人います」

警察は”レイサ”という名前で行方不明者がいないかデータベースで検索したがヒットしなかった
もう一人の目撃者を捜すことになった

 スケボーの人物は”春馬”という青年だった
警察は事情聴取を行ったが、車の中を見たが女性は乗っていなかったと証言した

警察は盲目の女性の証言より実際車の中を見たという青年の証言を重要視した
盲目の女性が聞いたのは幻聴と推測した
事件性なしと判断された

なつめは警察は捜査しないと知り、自分でスケボーの青年を捜し会いに行った
めんどうは避けたいからと金をくれたと春馬は話した
なつめはそのお金を証拠品として受け取った
「眼鏡とマスクで顔は分からなかった。そして車の中には誰もいなかった」
「いなかったんじゃなくて見えなかったんだと思う。後部座席とトランクがつながっていて女性は後部座席の後ろに寝かされていた。これだと見えないと思う」
将来、何の目標もない青年はめんどくさそうにしていた
なつめは何か思い出したら連絡してほしいと連絡先を教えた

なつめは警察署に行き証拠品の一万円札を提出した
「事件性はないと判断したんです」
そう言った刑事の前に行く
「180後半の長身、年齢は40代前半、お昼は生姜焼き定食」
刑事は口を押さえた
「お前食べたのか?」木村刑事が聞く
「食べました」
一万円札についている指紋の採取を行うことにした

春馬は少し気になり、なつめを連れて知り合いの名簿屋の所へ行った
”レイサ”という女性を検索してもらったがヒットはしなかった
だが、”レイサ”という源氏名で18才の風俗嬢が見つかった
自己紹介動画を再生する。なつめはその声が非常によく似ていると思った

なつめと春馬は店に向かった
レイサはすでにやめていた。同じ店で働いてる女の子に話を聞いた
「どうしてレイサという子は店をやめたの?」
「その子の本名はレイ。救さまに出会ったから」
風俗の世界から救ってくれる神様のことを指す言葉だった
なつめは木村刑事に本名を伝えた

木村刑事は補導歴ならあるかもと思い新人刑事に調べてもらったがなかった

春馬が車で襲われた。命に別状はなかったが怪我はした
警察から聴取を受ける。車のナンバーを憶えていた

レイはどこか暗い部屋に監禁されていた。壁の隙間から隣にも少女がいるのが見えた
「名前は?」
「キョウコ。誰かが連れてこられたら、今いる人が殺される。あなたが来たから私が殺される」
キョウコと名乗った少女は泣いていた。ドアが開きキョウコの顔に光があたる
泣き叫ぶ。キョウコはどこかへ連れていかれた

ナンバー照会の結果、容疑者が浮上した。児童買春などの前歴があった
すぐに容疑者のいるところへ向かった。クスリの過剰摂取で死んでいた
犬が吠える声がずっと聞こえる
木村刑事はその犬の方へ向かう。袋が山積みになっていた。いくつか袋をどける
女性の髪の毛が見えた

4人の女性の遺体が発見された
女性はいずれも若く、なぜか耳、鼻、口、手が切り取られていた

なつめは木村刑事から捜査は終了したと連絡を受けた
指紋照合の結果、一万円札の指紋と容疑者の指紋も一致した
しかし疑問を感じていた。春馬に車のナンバーを見られたりうまくいきすぎていると

なつめは切り取られた部位には何か意味があるはずと調べる
六根清浄
人間の欲の根源である視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、意識の6つを絶つことによって正しい道に救済されるという教え
なつめはこれは儀式殺人で被害者はあと二人でると考えた。このことを木村刑事に連絡した

一方、とある場所で一人の少女が誘拐された

<ここから完全ネタバレです>

木村刑事は”儀式殺人”に思い当たることがあり、過去の事件を調べた
15年前に今回と酷似した事件があった。当時の担当刑事に会いに行った

当時の事件の話をしてくれた。その中でも印象的だったのは目撃者のことだった
目撃者は当時高校生で殺人現場を撮影していた。殺害風景をズームアップしてずっと撮影していた。その映像を見てゾッとしたと語った。その目撃者が誰か調べて連絡してくれると言った

なつめはキョウコの友達と会うことが出来た。最近行方不明になっていると
話を聞き被害者の共通点は”親が子に無関心”であると考えた
このことを木村刑事に会って伝えた
行方不明になっても届け出を出さないような親の子をターゲットにする
でもそんなことがわかるのは・・・警察官?

木村刑事はなつめからキョウコという少女は補導歴があると聞いたので、その記録を調べたがなかった

一万円札にあった指紋。その証拠に細工できるのは警察官
なつめは犯人は警察内にいると確信した

木村刑事に連絡があった
15年前の事件の目撃者の名前は”日下部(くさかべ)”。現在は警察官で木村刑事と同じ署に勤務していた
”レイ”という少女の補導歴がないか調べてくれた新人刑事だった
木村刑事はすぐに日下部刑事の自宅へ向かった

日下部刑事は家にいた
「レイとキョウコという少女の補導記録がないが担当は君だろ?」
「忙しく処理が追いついてないだけです」
その直後、木村刑事は殺された
木村刑事の携帯が鳴る。なつめからだった。日下部はそれを見る

日下部は木村刑事の使いと言ってなつめを迎えに行った
なつめはこの人物こそが犯人だと気づく。春馬にビデオ電話した
春馬に誘導されつつ逃げる。周りに人が来て未遂に終わった
携帯で撮った写真には”日下部刑事”が写っていた
春馬も現場に来て犯人が警察官だと知り怒りをぶつけた
「警察って正義の味方じゃねーのかよ!」
警察はすぐに日下部の自宅へ向かった

自宅で殺害風景を撮影した証拠が見つかった

なつめは木村刑事の部下と春馬と3人で15年前の事件のあった家へとむかった。現在は空き家になっていた。日下部は15年前の事件を模倣しており、この家にいるに違いないとなつめは考えた

その家には明かりがついていた
木村刑事の部下は本部へ連絡後、単身家の中へ向かう。春馬に言った
「警察官が正義の味方だってとこをみせてやるよ」
だが争いの末、日下部に殺されしまった
なつめ、春馬も我慢できずに潜り込む
なつめはコンセントにささった電源に水をかけ停電させる。暗闇になる
床に”あるモノ”をおき、家で拾った銃を持ちジッと待つ

日下部は暗闇の中、なつめの姿を見つけ靴を脱ぎ足音を消す。そっと近づく
涙の落ちる音、ティアベルの音がした
3年前、弟が買ったキーホルダーに日下部の足があたった
なつめは銃を放った。日下部は死んだ

警察が到着した
レイとその後に誘拐された少女は無事保護された

「俺、警察官になれるかな」春馬が言う
「なれるよ」なつめが答える
青年は自分の進む道を見つけた