parasait












◆解説・感想
2019年公開 韓国映画。第92回アカデミー賞4部門受賞。監督ポン・ジュノ 出演ソン・ガンホ 他。物語は金持ち一家に貧乏家族が家庭教師や運転手として潜り込みパラサイト(寄生)していきます。この辺まではコメディ感があるのですが、金持ち一家が外へ出かけその時にある人物が訪ねてきます。パッケージの左に横たわる足がその表現となるのか、ここから物語は争いが中心になりコメディ感はなくなります。最後のほうは血生臭い展開になります

パラサイト予告動画


◆登場人物
ギテク・・・父

チュンスク・・・母

ギウ・・・息子

ギジョン・・・娘

ムングァン・・・家政婦

◆ストーリー <ネタバレあり>
ギテク一家は半地下の古汚いアパートに住んでいた。貧乏で家族全員が失業中だった
ある日、ギウの友人から金持ちの娘の家庭教師をしないかと声をかけられる

ギウは金持ち妻から家庭教師として合格点をもらい雇われることになった
またうちの息子は芸術的才能があると言い美術の先生を捜していた
ギウは閃いた

ギウはギジョンを連れてきた。ギジョンも美術の先生としてうまいこと潜り込んだ

ギテク一家はこの金持ちの家へ潜り込むべく計画を立て実行した
運転手を罠に嵌め追い出し、父親が運転手として潜り込んだ
続いて家政婦も罠に嵌め追い出し、母親が家政婦として潜り込んだ
金持ち夫は前の家政婦が辞めたことに残念がっていた。妻に聞いても理由を言ってくれなかった
私たちよりも長く今の家に従え、仕事はとてもよくしてくれた。欠点というばとてもよく食べ、二人分を食べることぐらいだと

ある日、金持ち息子が運転手と家政婦、美術の先生から同じニオイがすると言う
金持ち両親は「何を言ってるの?」と気にしなかったが、それは半地下に長く住んでしみついたニオイだった

金持ち一家は息子の誕生日をキャンプで祝う為、泊りがけで出かけた
ギテク一家は金持ちの家を自分の家かのようにのんびりと過ごす

夜になり、みなで酒を飲んでると玄関のチャイムが鳴る
前の家政婦・ムングァンだった
台所の地下室に忘れ物をしたので取りに来たのだと言う。チュンスクが対応し他の者は隠れた

ムングァンは地下室へとむかった。しばらくたっても上がってこない
しかたなくチュンスクは地下室へ様子を見に行った
ムングァンは棚を必死で押していた。棚の下にバーベキューの網が引っかかっており、チュンスクがそれに気づき取ると棚が横へ動いた。するとドアがあった。ムングァンはドアを開け迷わず地下へと降りて行った。チュンスクが後を追う

地下を進むと男がベッドに横になっていた。ムングァンが持ってきた食べ物にかぶりつく。この男はムングァンの夫だった

「いったいここは何なの?」チュンスクが問う
「金持ちの家には北からの襲撃に備えてシェルターが作られていることがあるの。金持ち一家が来る前に借金取りから夫をかくまう為ここに連れてきた。そして金持ち一家にはシェルターがあることを黙っていた」
その時、盗み聞きをしていた父親たちが足をすべらせ階段から落ちてきた。ムングァンらに姿をさらしてしまった。家族だとバレた
「運転手がクビになった時からヘンだと思ってた。詐欺家族め」
ムングァンはその様子をスマホで録画し、金持ち妻に送信すると脅した
ギテク一家の立場は非常に弱い立場になった
隙をついてスマホを奪おうと争っていた時に電話が鳴る
天候が悪くキャンプは中止になったらしい。約8分後に帰ってくるという

ギテクとギウはムングァンらをシェルターへ連れて行く。ギウはその後、勝手に持ち出した金持ち娘の日記を戻しに行った
ギジョンは酒などを片付ける
チュンスクは出迎えの準備をする

金持ち一家が戻ってきた
ギジョンはテーブルの下に隠れる。ギウは娘のベッドの下に隠れる

ムングァンがすべてをバラそうと地下から上がり階段を上がったところで、チュンスクに突き落とされる。ムングァンはころげ落ち頭を打つ。幸い死なずに息はあった

ギテクは気を失ったムングァンをシェルターへ運んだ

ムングァンの夫は頭でシェルターにあるスイッチを押していた。スイッチを押すたび、リビングにある電気の一つがついたり消えたりした。モールス信号を送っていた。金持ち妻がそれを見ていたが、そのチカチカがモールス信号だとは知らなかった。ギテクはすぐにムングァンの夫をテープでグルグル撒きにして動けないようにした

ギテク、ギウ、ギジョンの3人がリビングまで来た時、二階から金持ち家族が下りてきて、3人はテーブルの下へ隠れた
金持ち息子が庭にテントを張り一晩中そこにいるつもりだった
金持ち夫婦は仕方なく子供が見えるソファに座り子供の様子を見る
「あのニオイがする」金持ち夫が言う
「なんの匂い?」
「運転手の匂い。何というか・・・なかなか言葉では表現できないが度を越したニオイだ」
テーブルの下でギテクは黙って聞いていた

金持ち夫婦が寝静まったころ、ギテク一家の3人はテーブル下から抜け出し家へと戻った

ムングァンは目を覚まし、グルグル巻きにされた夫を助けようとするが倒れてしまう。頭を打ってからボーとしていた

<ここから完全ネタバレです>

金持ち一家は息子の誕生日パーティーをすることにした。ギテク一家も呼ばれた
金持ち妻とギテクが買い物にでかける。車に乗る
金持ち妻はニオイを感じ車の窓を開けた。ギテクは気にしていた

ギウは石を持って地下のシェルターに向かった。ムングァンは死んでいた
ムングァンの夫が襲ってきた。石を取られ頭に打ちつけられた。もう一度頭に打ちつけられた
ギウはピクリとも動かなくなった

ムングァンの夫は包丁を握り、みんながいる庭へ向かった
ギジョンに襲い掛かり包丁で胸を刺す。金持ち息子は白目をむきひきつけを起こした
チュンスクがムングァンの夫に向かう。二人は争う

金持ち夫はギテクにすぐ車のキーをよこすよう言う。ギテクは車のキーを投げる
車のキーは争っている二人のとこへ落ちてしまった
チュンスクがバーベキューの串で男を刺す

金持ち夫はムングァンの夫の傍にある車のキーを取ろうとする。あの度を越えるニオイがした。たまらず鼻をつまんだ

その様子をギテクは見ていた。包丁を手に取り金持ち夫の胸に突き刺した
そのまま小走りに門から出ていった

1か月後
目を覚ますと目の前に警察がいた
僕(ギウ)と母は裁判にかけられたが、運よく執行猶予になった
ギジョンの墓参りにも行った
父親はあの家を出てから行方不明だとニュースでやっていた

さらに時はたち、この事件のことも落ち着き、僕は山に登った
そこからあの家が見えるからだ
ある日、電灯がチカチカしていることに気付いた。ツー、トン、ツー、ツー、トントン
モールス信号だ

僕はそれを解読した
”息子よ”

ギテクはあの地下シェルターにいた
”娘のことを思うと涙が出る。社長のことも申し訳ないと思う。ただあの日のことは夢のようでまるで実感がない。家の門を出た時あそこしかないと思った。社長一家が出ていった後、あの家政婦は庭に埋葬した。ドイツ人が次の住人になった。夜な夜な冷蔵庫をあさっている。いつかお前が気づくかもと信号を送っている。それじゃあまたな”

僕は計画を立てた。簡単な計画だ
お金を稼ぎ大金を手に入れ、あの家を手に入れる
父さんはただ階段を上がってくるだけだ。そして父さんを抱きしめる
その日まではお元気で・・・