mather house












◆解説・感想
2013年、ベネズエラの作品。邦題「マザーハウス」はいいとして、「恐怖の死者」はちょっと違うんじゃないかな~と思います。バリバリのホラーではありません。原題「LA CASA DEL FIN DE LOS TIEMPOS」を訳すと「時間の終わりの家」となるようです。何者かに夫は殺され、息子は連れさられます。妻がその容疑者として捕まり30年後、真相がわかります。ホラー的な描写は幽霊が出てくるような感じで、残虐シーンなどはないです。最後のほうは今までの謎が解き明かされてラストに向かうという感じです

◆登場人物
ドゥルセ・・・妻

ホセ・・・夫

レオ・・・子供。長男

ロドリゴ・・・子供。次男

マルコ・・・レオの友達

◆あらすじ <ネタバレあり>
女が目覚めると周りは鏡が割れていた。ナイフのようにとがった破片を手にとり階下へ降りる
男の苦しむ声。女は”レオ”と呼びかけながら声の方へ近寄っていく
夫がナイフで刺され死んでいた。少し離れたところに息子が立っていた
息子は何者かに暗闇に引き込まれ姿を消した

夫、息子殺しの罪でドゥルセは終身刑となった
それから30年後

高齢者の特権により、家に帰ることが許された
家の中は30年前のままだが、家具などにはシートがかぶされていた

玄関をノックする音が聞こえた。ドアを開けると神父が立っていた
神父はこの家の住人が戻ったと聞いて様子を見に来た
「30年前、ここで何があったのか?誰が犯人なのか?」
神父は事件に興味を持っていた

(回想)
ドゥルセはレオにお守りと言って”真珠”を渡した
怖くなった時にそれを握れば、ママが必ず助けに行くと

ドゥルセは夫婦の寝室に戻る
夫とはうまくいっておらず、その夜もケンカし、夫は出ていった
部屋に鍵をかけチェーンもした
ドアをノックする音。夫かと思ったが、家を出て歩いていく姿が見えた
息子かと思い声をかけるが何の返事もない

時を同じく、ロドリゴの部屋のドアをノックする音
「お兄ちゃん?」
ドアが開く。部屋に誰かが入ってきた

何者かが夫婦の寝室の部屋を鍵を使って開けた。だが、チェーンをかけておりドアはそこで止まる
隙間から手が出てきた。ドゥルセはとっさにハサミを持ち振りかかった
手は引っ込みドアを閉めた「誰!?」

レオが部屋を出て親の寝室の近くに行くと、母が部屋の中から「警察を呼ぶわよ!」と言っていた
誰の姿も見えなかった

ロドリゴの叫び声が響く

レオは自分の部屋へ走って戻る

母親がハサミを片手に部屋を飛び出す。レオの様子を見に行ったが、叫んだのは僕じゃないと言う
ロゴリゴのとこへ行った。ロドリゴも無事だった。お兄ちゃんにびっくりしただけと言った
※ネタバレにつながります。兄は弟の部屋に行ってないのになぜ弟はこう言ったか

レオが母親に「僕の部屋に女の人が来て、ロドリゴと3日間だけ遊ばせるな」と
ドゥルセはレオにその女のことを聞いたが答えなかった
それと1枚の紙をレオは預かっていた。ドゥルセはその紙を受け取り目を通した
(回想終わり)

現在
ドゥルセが鏡を見ると、老人が映っていた
振り返るとその老人はナイフを持って立っていた。怖くなりドアを閉めた。しばらく様子を見たが老人がドアを開ける様子はない。恐る恐るドアを開けてみると老人は消えていた

ドゥルセは神父に老人の幽霊の話をし、神父はそれに耳を傾けた
神父は家のことを調べていた
過去にも同様にこの家では失踪事件があったことをドゥルセに伝えた
「ドゥルセさん、いったいこの家で何があったんです?」

(回想)
ドゥルセが夫に紙切れを見せる
”ホセが息子を殺す”
「いったい誰がこんなことを書いた?」
また夫婦ケンカが始まった

ロドリゴが好きな女の子に真珠をプレゼントした。何かあれば必ず助けに行くからと
※ネタバレにつながります。母親がレオに渡した真珠をなぜロドリゴが持っていたのか

子供たちは野球で遊んでいた
レオの打った球がロドリゴに当たり倒れてしまう。ちょうど石があり頭をぶつけてしまう
ロドリゴはそのまま目を覚ますことはなかった

ロドリゴの葬式
みんなが帰った後、友達一人だけが残ってくれた
レオはその友達に声をかける
「マリオ、僕を一人にしないで」
レオとマリオは固い握手する

父はロドリゴの写真を見て悲しんでいた。ふとベッドの下に箱を見つけた。その箱には鍵があった
鍵を使い棚の引き出しを開けた。手紙があった
レオは他の男との間に出来た子で自分の子じゃないと分かった
(回想終わり)

<ここから完全ネタバレです>

現在
ドゥルセが時計の前に立っていると、突然明かりが消えた

(ロドリゴ死後の)過去
レオが部屋にいると、突然明かりが消えた。何か音がした。様子を見に部屋の外へ出た

(以降、時間が交錯し、現在のドゥルセ=、ロドリゴ死後のレオ=は過去へ飛びます)


レオ
が部屋を出ると夫婦ケンカした父親が外に出るとこだった
何者かの姿を見て、レオはロドリゴの部屋へ逃げ込む

ドゥルセは寝室の部屋のドアをノックする。手に持っていた鍵を使いドアを開けるがチェーンがかかっていた。隙間から手を入れると30年前の自分がハサミを持って振りかかってきた「誰!?」部屋の中から30年前の自分が叫んでいた

ドゥルセはレオが部屋を出ていく姿が見えて部屋へもぐりこんだ
ドゥルセは紙切れに”ホセが息子を殺す”を書いた

レオがロドリゴの部屋へ行くと、死んだはずのロドリゴがいた
ロドリゴが叫ぶ
レオは信じられないという表情でロドリゴを見る
「大好きだよ」と言い抱きしめる

レオが部屋へ戻ってきた
「レオ、私をよく見て。顔を、声を」
レオは母親だと気づいた
「シワシワだ」
「レオ、よく聞いて、ロドリゴと3日間遊んじゃいけない。絶対よ」
それとこれをママに渡してと紙切れをレオに渡した
「ママ、大人になった僕は何してるの?」
「一流の野球選手よ」
の姿は消えた。は自分の世界へ戻った
母親が入ってきた。叫んだのは僕じゃないというとロドリゴのところへ向かった

レオはロドリゴに真珠を手渡した
「それを握れば僕が助けに行く」
そういってレオの姿は消えた。レオは自分の世界へ戻った
母親が部屋に入ってきた。ロドリゴはお兄ちゃんにびっくりしたと答えた

現在
ドゥルセの前に老人が姿を現した。老人は階下へ向かって行った

(ロドリゴ死後の)過去
レオが父親に言う。ロドリゴは生きていたよ
「俺はお前の父親じゃない。俺の息子はロドリゴだけだ」
手には包丁を持っていた。そこへドゥルセがくる
ホセはドゥルセに襲い掛かり、妻の頭を鏡にぶつける。鏡は割れ、妻は倒れる

現在
ドゥルセは老人を追い地下へと行く。老人と対面する
「あんた誰だ?」
「私の顔をよく見て、声を聞いて。あなたの息子レオだ。私は未来から来た」

(ロドリゴ死後の)過去
レオは地下へと逃げる。ホセが追いかける

現在
「どうやって?そんなのありえないわ」
「私たちは時間の家の操り人形なんだ」
「あの日、何が起きたの?」
「お母さんが私を救ってくれた。あなたは今からあの日に向かう」
そういってレオは手に持っていたナイフを渡した
「私がホセを殺すの?」
「私は12の時に病気になる。その時代には治療法のない病気だ。だから子供の私をここへ連れてくるんだ」
そういってレオの姿は消えた

(ロドリゴ死後の)過去
ホセがレオに向かってナイフを向ける
後ろからドゥルセがホセを刺す。ホセは死んだ

ドゥルセレオに声をかけ、その場から去った

ドゥルセが死んだホセを見つける。そして息子を見つける

ドゥルセ
は迷ったが息子の命を救うため、昔の自分から息子を奪った

現在
ドゥルセは神父に話した。すべて自分がやったことだと
そして神父を案内した

部屋にはレオがいた。神父が傍に座り話かける
「大丈夫だよ レオ」
神父は手をだし握手を求めた。神父は大人になったマルコだった
レオはマルコに抱き着く

マルコはレオを引き取った
一緒に歩いているとレオの姿をみて立ちつくす女性がいた
女性は傍にきてかがみ、レオに真珠を見せた。ロドリゴが好きな女の子にプレゼントした真珠だった