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◆解説・感想
2001年公開。ニコール・キッドマン主演。屋敷内で人がいない2階から物音が聞こえたりと怪奇現象が起きる。これらの現象の真実は何なのか?ホラーでは当たり前の血やむごいシーンは出てきません。見終わった後は、”怖い”よりも”悲しい”印象の映画かなと思います

◆登場人物
グレース

アン・・・子供。重度の光アレルギー

ニコラス・・・子供。重度の光アレルギー

ミルズ・・・使用人

タトル・・・使用人

リディア・・・使用人。口がきけない

◆あらすじ <ネタバレあり> 
1945年 ジャージー島
グレース一家が住む屋敷に人が訪ねてきた。使用人として雇ってほしいとのこと
ちょうど使用人が出ていって困っていたので雇うことにした

グレースがミルズの経験のことを聞くと
実は以前、この屋敷で働いていたという返答だった

グレースは子供二人に厳しいしつけをしていた

ある時、子供の泣く声が聞こえた。グレースはニコラスと思い様子を見に行ったが泣いてなかった。次にアンを見に行った
「どうして泣いてたの?」
「泣いてないよ。泣いてなのはビクター」
訳の分からないことをいうアンをグレースはしかりつけた

夜。アンがニコラスを起こす。部屋のカーテンが開いていた
ビクターが何度もカーテンを開けるというのだ
アンがカーテンを閉める。すぐに誰かがカーテンを開ける
「お前らそこからどけよ。そこは僕のベッドだ」男の子の声が聞こえる
「私たちのベッドよ」
「違う。僕のだ」
ニコラスは怖くなりギュッと目をつむる
ニコラスのほっぺに誰かの手がふれる。ニコラスは叫ぶ

すぐにグレースと使用人が駆け付けてきた。またアンをしかった

グレースが刺繍をしていると、2階から物音がした
リディアにもっと静かにするようにミルズに指示した

また2階から物音がした。グレースが注意しようと立ち上がると、窓の外にリディアの姿があった

グレースは階段を上がる。階段にアンがいたので聞いた
「あなたも聞こえた?」
「何を?」
また物音が聞こえた
「今のは何?」
「知らない」
アンはまた怒られると思い、何も言おうとしなかった
「ホントのことが知りたいの。2階に誰かいるの?」
「物置部屋にいる」
グレースは物置部屋に向かった

物置部屋を見渡す。部屋の中に入りドアを閉める
いろいろな物にシートがかけられていた。何か音が聞こえる
次々にシートをめくり取る。鏡があった。鏡に映っていたドアが開いて閉まるとこだった
すぐに物置部屋から出る
「どこへ行った?」アンに聞く
「目の前を通って行った」
グレースには何も見えなかった

グレースは侵入者がいると思い使用人と家中を調べたが、誰もいなかった
家を見回ってる最中、一冊のアルバムを見つけた
そのアルバムに写っていた人は、すべて目をつむり横たわっていた
ミルズにそのアルバムを見てもらうと、それは「死者集」といい、魂が生き続けるようにという願いで撮られると言う

グレースは眠っているアンに近づき
「きついこと言ってごめんね。許してくれる?アン」
ほっぺにキスをして部屋を出た

ピアノの音が聞こえてきた
グレースはドアノブに手をかけた。演奏が止まる
部屋の中には誰もいなかった

グレースはこの屋敷には人間じゃない何かがいると感じていた

庭先でミルズとタトルが話す
「幽霊がいると思ってるわ」
「で、いつすべてを話すんだね?」
「そのうち、時期が来たらよ。それよりも ほら」
ミルズが指を指した先には小さな墓があった。タトルは落ち葉をかぶせ、見えないようにした

グレースはアンに初聖体※用の衣装を着せていた。グレースはちょっと用があり部屋を出た
※日本で簡単に言うなら七五三
部屋に戻るとアンは人形で遊んでいた。だがその手は老婆の手だった
顔を見ると老婆の顔をしていた
「娘をどこへやったの?」
「何のこと?私がママの子でしょ」声はアンだった
「違う!」
グレースは老婆に襲いかかる。老婆がアンの声でわめく。気づくとアンに戻っていた
アンはグレースから逃げた。そこへミルズがやってきた
「ママに殺される!」
ミルズはアンを連れて部屋を出ていった。グレースは自分でも分からなかった

屋敷中のカーテンが取り払われていた。子供が叫ぶ
グレースは子供を守るため、自分が着ていたコートを子供に被せ、光が当たらない場所へ避難した
「誰がカーテンを取ったの!!」
グレースは使用人に怒鳴り散らした
「これでは子供たちが死んでしまうわ!」
「どうして光を浴びると死ぬと思うんですか?」
「知ってるでしょ、子供は光アレルギーって!!」
「それは前の話でしょ。今は光を浴びても大丈夫かもしれませんよ」
グレースは使用人を屋敷から追い出した

使用人は外に出てから口を開く
「全く困ったものね。もう我慢の限界だわ」
「同感」
「墓を見えるようにしましょう」

<ここから完全ネタバレになります>

グレースは屋敷中、カーテンを捜しまわっていた

夜。子供はうんざりし、家を抜け外に出た。少し歩くと墓が見えた

グレースは使用人の部屋へ入る。1枚の写真があった

子供は墓に刻まれた名前を見た
グレースが見た写真には目をつむり横たわった3人の使用人が写っていた

3人の使用人は死者であった

子供に3人の使用人が近づいてきた。子供は叫びながら屋敷へ逃げた
叫び声を聞いたグレースが子供を助けに行く。3人は屋敷へ逃げ込んで鍵を閉める
ドアのすぐ傍には使用人がいた
グレースは子供に2階に隠れるよう指示した。ミルズがグレースに話かける
「いつかはお話するつもりでした。死者と生者。ここでは共存するしかないのです」
「死んでいるのならどこかへ消えて!」
「私たちが消えても侵入者がいますよ。侵入者がカーテンを外したんですよ」

子供たちは洋服タンスに隠れた。タンスの外から声が聞こえる
「こっちへおいで。子供たち」
洋服タンスの扉が開き、老婆の姿が見えた

子供たちの叫び声が響き、グレースが向かう
部屋から子供たちの泣き声が聞こえる
グレースが部屋のドアを開く

テーブルを囲んで老婆と4人の大人が座っていた。そばにはアンとニコラス
老婆が口を開く
「教えて。ここで何があったの?」
アンが答える
「私たちが寝てるとき、ママがこの部屋に入ってきたの。ママは枕を持ってた」
「それでお母さんに殺されたの?」
グレースは唖然とする
「死んでない!」アンはそう答える
「死んでしまったのに、どうしてこのうちにいるの?」
「死んでない!」アンは叫ぶ
グレースは頭を抱え、”死んでない”と叫び、テーブルをゆする

霊能者である老婆、助手、この家の住人の夫婦の前で、テーブルが勝手にゆれる

グレースは老婆が書いていた紙を取り上げ破る

霊能者たちの前で、紙が宙を舞い破れた

住人の妻が夫に言う
「母親が錯乱して子供を殺し銃で自殺した。こんな家には住めないわ!息子の為にも」
「ビクターなら大丈夫さ」
「怯えてるわ。お願い、引っ越しましょう」
「・・分かった。明日の朝引っ越すとしよう」

最初は分からなかった、、、なぜ手に枕があるのか、、、
子供たちは動かないし、、、
そして気づいた、我が子を殺したと、、、自分に銃を向け引き金を引いた、、、
暗闇につつまれた、、、
部屋から子供たちの笑い声が聞こえた
これは慈悲深い神様からの救いだと、今度こそ、よい母になれと

ミルズが話かけてきた
「リディアは自分が死んだことを知った時から口をきかなくなりました。やっと奥様にお伝えできました。侵入者はまた来ます。気づくこともあったり、気づかないこともあったり」

2階の窓からグレースと二人の子供は、家を出て行く家族の様子を見ていた
「ここは私たちの家よ」


~おしまい~