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◆解説・感想
1999年公開。ジョニー・デップ主演。舞台の場など美しく表現されており第72回アカデミー賞美術賞を受賞。首なし騎士<ホースマン>による連続殺人事件を捜査官が解明に乗り出します。ホラージャンルにしてますが、この事件の目的は?といったミステリーな面もあります

◆登場人物
クレーン・・・捜査官

カトリーナ・・・地主の娘

ジョナサン・マスバス・・・村長の使用人

マスバスJr・・・ジョナサン・マスバスの息子

◆あらすじ <ネタバレあり>
1799年 スリーピーホロウ村
この村で首なしの連続殺人がおきていた。犠牲者は3人
村長、その息子、ウィンシップ未亡人

この事件解決の為、ニューヨークからクレーン捜査官が派遣されてきた

クレーンはこの村の権力者、判事、牧師、医師、公証人、地主に話を聞いた
「単刀直入に犯人の心当たりは?」
「首なし騎士<ホースマン>だ」

ホースマンは元々は傭兵で、殺戮自体を楽しむ殺人鬼だった。だが、そんな殺人鬼にも最後は来た。この村から近い森に逃げ込んだが、焚き木を拾いに来ていた双子の少女が兵隊に居場所を伝え、ヤツは首をはねられ死んだ。その場に埋められたが、蘇り殺戮を再開した

話を聞き終えたクレーンの手は震えていた。少しすると手の震えは収まりこう言った
「犯人は生身の人間だ。私が必ず捕まえます」

カトリーナから話しを聞く
元々は我が家は貧しく、親戚で村長でもあるギャレットから土地と古い家を分か与えられ、父は必死で働き、地主の地位を築いた。母は2年前に他界し、そのときの看護婦が今の母親になった
カトリーナは亡くなった母が持っていた本”霊界と呪文”をお守りかわりだと言い、クレーンに手渡した

また首なしの死体が発見された
殺されたのはジョナサン・マスバス
マスバスJrは両親がいなくなり、父の仇を討ちたいと助手に願いでた

クレーンは判事からジョナサンは4人目でなく5人目の犠牲者だとひそかに教えられる

クレーンは墓を掘り返し調べる。ウィンシップ夫人は妊娠しており、お腹の赤子にも剣の突き刺さった跡があった

判事に聞く
「ウィンシップ夫人の子供の父親は誰です?」
判事は答えなかった
そこにホースマンが現れ、判事の首を一瞬で切り落とした。クレーンは気絶した

クレーンが目を覚ますと地主がいた
「首なし騎士が、、首なし騎士がいた」
「知ってる。最初から言ってるだろ」
「ホントだ。信じてくれ」
そういってまた気絶した

地主たちはあんなまぬけな捜査官をよこした警察にがっかりしていた
どうしたものかと話し合っていた

クレーンはすぐに恐怖を克服し、ホースマンの墓を捜しにマスバスJrと森へ向かった

森の中にあやしげな洞窟の家があった
クレーンはマスバスJrを盾にして家の中へ入る
その家には魔女が住んでいて、ホースマンの墓の場所を教えてくれた

森の中にひときわ大きな木があった。異様な雰囲気の木である
クレーンらはこれがホースマンの墓だと確信した。木に傷をつけると血が流れでた

木の根元の土が柔らかくなっていた。掘り返した跡だ
土を掘っていくと騎士の骨があった。しかし頭蓋骨が無かった
騎士は自分の頭蓋骨を取り返すため、さまよい出て、人々の首をはねているのだ
突如、木からホースマンが飛び出し、村へと向かって行った

ホースメンは助産院の一家の首をはね殺した

自警団がホースマンを見つけ銃弾を撃ち込む。だが効かず、自警団の方へ向かってくる
そして、素通りしていった。その様子をクレーンは見ていた
自警団はホースマンに戦いを挑む。しかたなくクレーンも加勢する。自警団は殺され、クレーンは怪我を負った
ホースマンは誰それ構わず首をはねているのではなかった

クレーンが目を覚ますと、地主の後妻が看病してくれていた
普通であれば下女の役目だが、今回の騒ぎでだれもかれも村から逃げたらしい

クレーンとマスバスJrは今まで起こった事を整理していた
判事は妊娠のことは教えてくれたが父親の名は言わなかった
最初に村長が殺され、未亡人が殺された・・・村長と地主は親戚関係・・・
クレーンはひらめき公証人のところへ向かった

公証人は村長の新しい遺言書を持っていた
遺産はウィンシップ未亡人に譲ること、それと村長とウィンシップ未亡人の結婚証明書もあった
ジョナサン・マスバスは新しい遺言書の証人として署名していた

<ここから完全ネタバレになります>

彼らが死んで誰が得をするのか? 遺産を手にする地主だ

地主と後妻のところにホースマンが近づいてきた
後妻は真後ろにいるホースマンに気付いていない。地主は恐怖で声を出すことが出来ない
ホースマンは剣を振りかざす

「ホースマンが現れた!妻も殺された」
地主はそう叫んで教会に逃げてきた。残った村の者も教会へ逃げ込んだ

ホースマンが襲ってくるが、教会には入ってこなかった。どうやら入ってこれないらしい

カトリーナが教会の床に悪魔の目の魔法陣を描く

ホースマンは先の尖った1本の柵を手にし、ロープをくくりつけ地主めがけて投げた

それは地主の胸を貫き、外へ引っ張り出された
ホースマンは地主の首を切り落とした
これで遺産はカトリーナのものとなった

クレーンはカトリーナに恋心を抱いていただけに辛い結末となった
「悪は善人の仮面をかぶっている」
クレーンはマスバスJrにそう言い、村を立ち去った
道中、後妻の遺体を人が運んでいた

帰りの馬車の中で、”霊界と呪文”の本に目を通す
あの魔法陣は呪いでなく、愛する者を悪霊から守る魔法陣だった
クレーンは後妻の遺体で違和感を感じていた。すぐに引き返した

手にあった傷を確認する。以前、後妻は手を切って怪我をしていた
ところがこの遺体にある傷は死後につけられた傷だ。この遺体は後妻ではない

カトリーナの前に後妻が姿を現す。カトリーナは驚きのあまり気絶してしまう

後妻が騎士を蘇らす儀式を行う。カトリーナのもとへ行き首を狩れ
カトリーナが目を覚ます
「父はあなたは殺されたと?」
「騎士は私に近づいて剣を抜いただけ。アイツはすぐに逃げたから何も見てないの」
「遺体は?」
「あれは下女よ」
「あなたは何者なの?」
「私は両親と妹と4人で暮らしていた。父が死んだ後、村長は私たちを追い出し、あなたたちを家に住まわせた。私の母は魔女だと言われ、誰も助けてくれなかった。私たちは森へ追われ、母は私たちに魔術を教えた。そして亡くなった。ある日、焚き木を集めてると騎士と出くわした。これは復讐よ」
「私は看護婦としてお前の家に近づき、まずはお前の母親を殺した。そして後妻となった。次に財産を奪うため次々と殺していった。助産院の家族は殺すつもりはなかったが、未亡人から相続の話を聞いていた。それを私の前でベラベラしゃべるから殺した」
「じゃあ遺産はあなたのものでは?」
「いいえカトリーナ。遺言ではあなたがもらうことになってるの。だからあなたが死ねば私のものよ」

クレーンがカトリーナのもとへやってきた
ホースマンもやってきた
クレーンらは馬車に乗りホースマンから逃げる。ホースマンが追いかけてくる

騎士の墓まで逃げきてきた。後妻も結果を見に来ていた
クレーンは後妻の持つ袋に頭蓋骨が入っていると思い、後妻に飛び掛かる
袋から頭蓋骨が落ち、クレーンはそれをホースマンに投げる
ホースマンを頭蓋骨を受け取り、自分の首につける
ホースマンは後妻を抱き抱え、一緒に墓へ連れていった

後日
クレーンはカトリーナ、マスバスJrを連れニューヨークへ戻り、新しい生活が始まった