devil












◆あらすじ <ネタバレあり>
子供の頃、母親から悪魔の話をよく聞かされた
”悪魔は時に、人の姿に化け、罪人を集め、その中に紛れ罰していくと”
もちろん、そんな話は迷信だと思っていた

ある高層ビルのエレベーターに男3、女2の計5人が乗り合わせた
突如、エレベーターが止まってしまう。とりあえず”非常ボタン”を押す
ビル管理室から”今、整備士に調べさせてます”とスピーカーから声が聞こえた
5人は待つしかなかった

ビル管理人がエレベーター内の様子をモニター越しに見る
こちらの声はあらちに届いているようだが、なぜかエレベーター内の音声はこちらに届かない
エレベーター内が暗くなる、その一瞬、モニター上に何かの顔を見たような気がした。悪魔の顔だ

(エレベーター内)
真っ暗になる。何かが暴れたような音がする。明るくなると一人の女性が怪我をしていた

(管理人室)
女性の怪我を見て、警察を呼ぶことにした
たまたま現場近くにいた刑事がすぐにやってきた
刑事は消防署に連絡を入れるよう指示し、エレベーター内の人の身元確認に動いた

(エレベーター内)
また真っ暗になる。鏡の割れる音。何かが暴れる音。明かりがつくと男の首にガラスが突き刺さって死んでいた。誰が犯人なのかお互いが疑心暗鬼になる

(管理人室)
管理人は昔母親から聞いた悪魔の話をするが、刑事は相手にしなかった

刑事は録画された映像を観察し、警備員の動きが怪しいと睨む
その男・ベンは過去に暴力沙汰を起こしており、バットで人を殴り意識不明にした前歴があった

遺体の服から紙が出ており、それをカメラに向かって見せるよう指示した
それは封筒で男の名前はビンスと分かった。差出人はこのビル35階、商事改善協会。すぐに確認に向かった

(エレベーター内)
エレベーターの天井窓を開け外の様子を見る

(35階 商事改善協会)
ビンスは詐欺師で、こいつのせいで多くの者が財産を失っていることが分かった。彼を恨む者は大勢いた

(管理人室)
管理人は刑事に録画された映像を見せた。そして悪魔の顔を見せた
「悪魔はいる」
刑事は管理人に紙切れを見せた。その紙切れには”I’m so sorry(本当にすまない)”と書かれてた
刑事の妻子は5年前、交通事故で死んだ。犯人はその場から逃げ未だに捕まっていない
「悪魔などいない。人間が悪魔だ」

悪魔の話には続きがある
”罪なき者も死ぬ。悪魔は邪魔者にも容赦しない”

(屋上)
ビル整備士がエレベーターのワイヤーを吊たり、箱を目指して降りていく
体を支えるフックが外れる

(エレベーター内)
突如、天井で大きな物音が響く。天井の隙間から赤い血が広がる
「おい整備士、どうした?」
トランシーバーからの声だけが聞こえた。整備士は死んでいた

(管理人室)
消防隊が到着し、刑事はエレベーターが止まっている壁を壊すよう指示する

エレベーター内の1人の女性の身元が判明した。サラ・キャラウェイ
あと不明なのは老女と若い男性。来客名簿の中で行方知れずに”ジェーン・コウスキー”という名があった
ジェーンが老女の名で、若い男性の身元確認に動く

ビル内の監視カメラを確認していると、ジェーンがスリを働いているのが映っていた
他の監視カメラに若い男がバッグを持って映っていた。が、エレベーター内にはバッグがない

またエレベーター内が真っ暗になった

(エレベーター内)
何かが暴れる音がする。明かりがつく。老女が配線コードで首を吊った状態で死んでいた
男二人は老女の首に巻き付いたコードを外し床に寝かせた

(管理人室)
管理人が言う。彼らは集められたんだ。彼らは罪人なんだ。刑事は否定する

(ビル1階)
刑事はバッグはトイレに隠してあると読み、すみずみまで探す
洗面台の下にバッグはあった
中身はペンチなどさまざまな工具が入っていた

悪魔の話の続き
”悪魔は最後の罪人を愛する者の前で殺す”

(ビル前)
1人の女性がビルにやってきた

(エレベーター内)
若い男は自分の名を”トニー”と名乗った。トニーとベンは互いに怪しみ争いになる
スピーカーからやめるよう刑事の指示があり二人は離れる

(管理人室)
刑事はいちおう管理人に悪魔話の結末を聞く。全員死んで終わるという結末だ
サラにも前科があることが分かった。恐喝容疑、だが逮捕には至らなかった。それは名家”キャラウェイ”に嫁いだからだ。サラは弁護士に会う予定になっていた

(ビルのロビー)
刑事は弁護士に確認をとる。サラは離婚して夫に慰謝料を要求する気だった。ビル警備員の腕章を見ると”キャラウェイ警備”とあった。サラの夫の会社だ。そしてベンはキャラウェイ警備の警備員だ。これは偽装連続殺人で、財産を守る為にサラを殺す計画だ
夫は警備員を使い、まず関係のない人物を殺す。その中で目的の人物を殺す

(エレベーター内)
また真っ暗になる。何かが暴れる音がする。明かりがつく。ベンの首はねじれ死んでいた
残ったのはトニーとサラ。お互いが鏡の破片を握り、にらみ合う

(管理人室)
なぜこうなる?ベンじゃないのか?刑事の読みは外れ何が起こっているか分からない
刑事は管理人に聞く
「お前の母親の話ではどうすれば助けれる?」
「自分の罪を認めるんだ」
刑事は二人に罪を認めるようさとす
ちょうどその時、エレベーター内にいる男性の知り合いの女性が案内されてきた
またエレベーター内は真っ暗になった

(エレベーター内)
明かりがつく。サラの首が鏡の破片で切られ、死にそうになっていた

(管理人室)
女性が言う「トニー・・。彼は私の婚約者です。仕事の面接の前に工具を預かる約束だったんですが、私が遅れて・・・」
「彼の苗字は?」
「ジェンコウスキー」
「ジェンコウスキー?ジェーン・コウスキーではない?じゃああの老女は?」

(エレベーター内)
死んだはずの老女が立ち上がる。トニーが聞く
「あんたは誰なんだ?」
「今日は老女の姿。覚悟はいい?トニー」
トニーは死にそうな女性の顔を見て、隠していた記憶が蘇る

5年前、トニーは車を運転していた。よそ見をした瞬間、車と衝突した。子供はフロントガラスから飛び出て死んでいた。女性も今にも死にそうな顔をしていた。紙切れに”I’m so sorry(本当にすまない)”と書いてその場から逃げた

「俺を連れていけ。その代わりにこの女性の命を救ってくれ」
「それで償えると?許されると思っているのか」
天井窓からトランシーバーが落ちてきた。トニーは5年前の交通事故のことを刑事に告白した

(管理人室)
刑事はトニーの告白を黙って聞いていた

(エレベーター内)
告白が終わるころ、女性は息絶えた
「そんな・・・」
「残念だ。お前も連れていくつもりだったのに」
真っ暗になる

消防隊員が壁を壊し、エレベーターの扉を開ける
刑事が中を見るが、あの老女の姿はなかった

刑事がトニーをパトカーに乗せ署に向かう
「お前が殺したのは私の妻子だ。犯人を見つけたらどうするか、俺はずっと考えていた」
「俺は・・お前を許そう」