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◆解説・感想
2007年公開スペイン映画。監督ジャウマ・バラゲロ 出演マヌエラ・べラスコ 他。アパートというせまい空間で繰り広げられるゾンビ(?)系ホラーといった感じ。(?)をつけた理由は、噛まれたりすることによって”何か”が感染していく設定で、ゾンビじゃないけど見た目はゾンビなんです。POV(point of view)という撮影方式で、登場人物の一人がビデオカメラを持って、そのレンズ越しに見る。といった感じです。なので走ったりすると画面がグラングラン揺れたりします。ゾンビ系のホラー映画を見てきたなかで、この映画はとても面白い作品の一つだと思います

◆登場人物
アンヘラ・・・TVリポーター

◆ストーリー <ネタバレあり>
アンヘラは消防士の密着取材を行っていた
深夜
出動のアラームが鳴る
アンヘラは消防士らと共に現場のアパートに向かう

現場に着くとすでに警察も来ていた
アンヘラと消防士らはアパートの中へ入る

1階には住人がたくさん集まっていた
一人暮らしの老女の部屋から叫び声が聞こえたらしい
警官、消防士、アンヘラらはその老女が住む2階の部屋へと向かった
玄関のドアを開け中へ入る

老女は奥にある部屋に突っ立っていた。様子がおかしい
声をかけながら近づいていく

老女は口から血を流し着ている服は血だらけだった
警官はすぐ傍まで来て声をかける
突如、老女は警官の首に噛みつく
周りにいた者は老女を警官から引き離し、噛まれた警官を1階へと運んだ
警官の出血はひどく死にかけていた
外へ運び出そうとしたら、なぜか入口は封鎖され外へ出ることが出来なかった

「この建物は安全上の理由で封鎖しました。ご協力ください。できるだけ早く救出します」
外からアナウンスが聞こえた
警官が無線で外にいる者とやりとりするが、今は何も出来ないという返事だった

階上から消防士が落ちてきた
床に打ちつけられ彼も命が危うい状態だった。上の方から叫び声が聞こえた

もう一人の警官、もう一人の消防士、アンヘラがさっきの老女の部屋へ向かう
女性が叫びながら走ってきて倒れた。ゆっくり近づく。彼女は死んでいた
奥には先ほどの老女が立っていた
老女はこっち向かって走り襲ってきた
警官は銃を撃ち老女を撃ち殺した

「感染の疑いがある為、建物内から外へ出ることは出来ません」
外からのアナウンスだ
消防士の推測ではこの建物で生物化学兵器が使われた可能性があるということだった

アパートの住人の中に研修医がいたので、噛まれた警官と落ちてきた消防士に対してできる限りの治療を行う。だが一刻も早く適正な治療が必要であった

アンヘラはこのアパートの住人でもある少女にインタビューする
少女は熱があり調子が悪いみたいだ
犬を飼ってるのだが、病気で今は動物病院に行っているとのことだ

警官に無線で連絡が入る
伝染病の可能性があり検査官がアパートに入ってきて検査し、問題がなければ外へ出れるとのこと
住人らは少しホッとした

防護服に身を包んだ検査官が入ってきた
検査官と住人の何人かは二人の重傷者のところへ向かった

検査官は重傷者に対して片方の手に手錠をし動けないようにした
もう片方の手にも手錠をしようとする
突如、消防士と警官が起き上がり傍にいた人間に噛みつく
検査官や助かった住人は彼らをその部屋に閉じ込め逃げ出した

<ここから完全ネタバレです>

「全部話せ」
住人らが検査官に詰め寄る
「・・・分かった。昨日、獣医から連絡があった。”未知の病気になった犬がいる”と。その犬は昏睡状態から目覚めたあと、ものすごく狂暴になり他の動物を襲いだした。このアパートで飼われていた犬だと分かった」
住人らは少女とその母親の方へ一斉に向く
「娘は何ともないわ」
母親は娘を庇う
突如、娘が母親の顔に噛みつく。その後、階段を駆け上がって行った
母親はすぐに手錠をかけられ動けない状態にされた
少女を追い、警官、消防士、カメラマンが上へと向かった

最初の老女の部屋へ入ると、老女の死体が消えていた。死んだ女性の死体もなかった
銃を構え慎重に奥に進む
誰もいないと思った瞬間、少女が後ろに立っていた
少女が襲ってきて警官は噛まれてしまった
「俺は噛まれてしまった」
警官は少女を抱きかかえ、他の者に逃げるよう指示を出した
消防士とカメラマンが走って逃げると、目の前に老女が突然現れた
老女を殴り倒し1階へと逃げる

1階から駆け上がってくる住人と出くわした
「1階におりちゃダメ!」
閉じ込めていた彼らが部屋を破り襲ってきていた。手錠でつながれた女性が襲われた

上へと逃げ開いてる部屋に入り玄関のドアを閉める
彼らは玄関のドアを激しく叩く。しばらくするとどこかへ行った
アンヘラ、カメラマン、消防士、検査官、住人の5人がこの部屋へ逃げ込んだ
だが、検査官は噛まれていた。検査官は住人を襲う
住人は襲われる直前、地下通路があることを言っていた
4階の住人が地下通路へ抜けるドアの鍵を持っているとも
3人は部屋の外へ逃げる

下にも上にも感染した者がいた
襲ってくるものを倒しながら4階を目指す
いくつもの鍵があった。どれか分からず全部持って行くことにした
鍵を手に入れたが、下は感染したものだらけで地下には行けそうになかった
消防士も噛まれ、アンヘラとカメラマンの二人は上へと逃げた

最上階の部屋
何年も誰も住んでいる者はいないとされる部屋
持っていた鍵でドアを開け、中へと入る
部屋の中は真っ暗だった

カメラのライトをつける
壁には少女の写真や新聞の記事が一面に貼られていた
十字架もあった
記事の中の一つ
”ローマ教皇庁により、とりつかれた少女の調査が行われている”
記事はすべてその少女に関するものだった
”夜中に消えた少女。病院は退院を否定”
いったいこの部屋は何なんだ?

天井かどこからか何かが走る物音が聞こえた
カメラマンは排水管か何かだろうとアンヘラをはげます
奥へと進む

空き部屋のはずだが壁にはさまざまな写真。いたるところに本が乱雑に置かれていた
テープレコーダーがあった。再生する
”予想外な事態が発生した。酵素が突然変異してしまった。感染する恐れがある。事態は深刻だ”
アンヘラとカメラマンには何のことだかさっぱり分からなかった
”メデイロスという少女を殺すよう教皇庁から指示が出た”
取り憑かれた少女のことだ
”もっと早くすべきだった。私の大きな過ちだ。この部屋を封印する。少女を封じ込めるのだ”
天井にあったドアが突然開く
カメラマンが恐る恐る天井裏を見回す
子供らしき者が突然襲ってきて、カメラのライトが壊れる

カメラを暗視モードに切り替える
アンヘラの姿を捉えた
「君の姿が見える」
カメラマンはアンヘラへ近寄っていき、手を握る
「俺から離れるな」
カメラ越しに何者かの姿を見た
「誰かいるぞ。静かにしろ」
部屋の中は真っ暗だから、静かにしていれば見つからないはずだ
すぐ傍まで何者かはやってきた。老女のようだった

音を立ててしまいカメラマンが襲われる
「どこにいるの!?」
カメラマンの返事はなく、床に落ちたカメラは動くことはなかった

カメラにはアンヘラの姿が映る
はいつくばりながら、カメラのすぐ前までくる
何者かに引きずり込まれ、アンヘラは闇の中に消えていった